2025/12/23 18:48

― 研究機関でポット試験を行いました ―


センチュウ対策は「効く・効かない」で語れるものではない

センチュウ対策について、
「この資材は効きますか?」
という質問をよくいただきます。

ただ、正直に言うと
センチュウに“確実に効く特効薬”は微生物資材ではほとんどありません。

だから今回は、
効果を断定するためではなく、
微生物資材がどの程度“影響を与えるか”を見る目的
研究機関に協力いただき、ポット試験を行いました。


試験内容 ― センチュウ被害土壌を使用

今回の試験では、
実際にセンチュウ被害が出ている土壌を使い、
以下の3区で比較しました。

  • 無施肥区

  • 液体資材使用区

  • ペレット資材使用区

条件はできるだけ揃え、
センチュウが存在する環境下で
生育や被害の出方を確認しています。

【定植直後】

【定植10日後】

【定植2週間後】

【定植20日後】

【定植4週間後】


試験結果 ― 被害の出方に“差”は出た

結果として、

  • 無施肥区が最も早く被害が発生

  • 資材使用区では、被害の発生が遅れる傾向

が確認されました。

ただし、ここで大切なのは
「センチュウが消えた」「防除できた」
という話ではありません。


これは「特効薬」の話ではない

今回の結果は、
資材を使えばセンチュウが治る
という意味ではありません。

無施肥と比べれば、
何らかの手を加えた方が
差が出るのは、ある意味当然です。

今回の試験は、
微生物資材を使うことで、
土壌環境や作物の状態に違いが出る可能性がある

という“一例”を示したものです。


自分の資材でなくてもいいと思っています

ここも、はっきり伝えておきたいところです。

この試験は
「自分の資材が一番だ」と言いたくて
やったものではありません。

正直、
信頼している資材で効果が出るなら、それでいい
と僕は思っています。

大切なのは、

  • 何を使うか

  • どう使うか

  • どういう考えで土を作るか

その部分です。


微生物資材は“環境を整える選択肢の一つ”

今回のポット試験から言えるのは、

  • 微生物資材はセンチュウを直接駆除するものではない

  • 土壌環境や作物側の状態に影響を与える可能性がある

  • 被害の出方に「差」が出ることはある

という点です。

あくまで、
土づくりの中の一要素として
どう位置づけるかが重要になります。


今回の記事で使用した資材👇