2025/12/25 10:08

― 青枯病と向き合った農家さんの実体験 ―


資材は「どう使うか」で結果が変わる

資材の効果について聞かれるとき、
多いのが「効きますか?」という質問です。

ただ実際の現場では、
何を・どれくらい・どのタイミングで・どれだけ続けたか
によって、結果は大きく変わります。

今回は、
菌の液を3年間継続使用した農家さんの実体験と、
実際にお話を伺ったインタビュー内容を紹介します。



使用している資材と使い方

まずは、
この農家さんが実際に行っている資材の使い方です。

菌の液

  • 液肥の追肥タイミングで混合

  • 使用量:5L/10a

  • 使用方法:灌水

  • 頻度:週1回の灌水

ハイパワー虹

  • 使用時期:元肥

  • 使用量:20袋/10a

資材を単発で使うのではなく、
定期的・計画的に使い続けている点が特徴です。



使用結果 ― 3年間の変化

菌の液を使い始めてからの
青枯病の発生状況は以下の通りです。

  • 1年目:青枯病の発生が約50%減少

  • 2年目:約80%まで減少

  • 3年目:青枯病の発生が確認されなくなった

この結果、
被害による株欠けが減り、
収量の増加につながったとのことでした。



インタビュー|Iさまの声

ここからは、
実際にお話を伺った内容です。



「とにかく、何かを変えるしかなかった」

とにかく青枯病対策のために、
何かを改善するしかないと思っていました。

兄が作っていた畑を借りて作り始めた当時は、
ほぼ青枯病で全滅するような状況でした。

このままでは、
定植してもまったく収穫できない。
だから、青枯病が出ないように
何かを変えないといけないと感じていました。



「あえて土壌消毒をやめました」

菌資材だったので、
あえて土壌消毒はやめました。

消毒で一度リセットするよりも、
菌の液を定期的に使って
土を作り直す方がいいと考えました。



「すぐには結果は出なかった」

正直、1年目で完全に良くなったわけではありません。

1年目は、
半分くらいに青枯病を抑えられたかな、という感覚でした。

それでも、
続ける価値はあると思って、
2年目、3年目と我慢強く使い続けました。



「3年目で一本も出なくなった」

3年目が終わった頃には、
青枯病は一本も出なくなりました。

今は青枯病の心配がほとんどなく、
収量もしっかり取れています。

売上の計算ができるようになったのは、
経営的にもかなり助かっています。



この事例から分かること

この実体験から言えるのは、

  • 菌の液は「特効薬」ではない

  • 短期間で結果を求める資材ではない

  • 時間をかけて土壌環境を変えていく資材である

という点です。

1年目・2年目と
少しずつ変化し、
3年目に大きな安定が見えてくる。

これは、
土づくりそのものの時間軸
一致している結果だと考えています。



安定した収量は「土づくり」から

現在、この農家さんは
青枯病の心配がほとんどなくなり、
安定した収量を確保できているとのことです。

結果として、

  • 株欠けが減った

  • 収量が安定した

  • 売上の見通しが立つようになった

という経営面でのメリットも生まれています。



まとめ ― 菌の液の位置づけ

今回の実体験は、
あくまで一つの事例です。

ただ、

  • 定期的に

  • 適切な量で

  • 年単位で使い続ける

ことで、
青枯病リスクが下がり、
収量の安定につながった

という事実は、
土づくりを考えるうえで
一つの参考になると思います。

菌の液は、
病気を「治す資材」ではありません。

病気が出にくい土壌環境を
時間をかけて作るための一要素。

その考え方で、
今後も土づくりを徹底していく予定です。